抗がん剤治療などでウィッグが必要になったとき、長野県内にお住まいの方は、購入費用の一部について助成を受けられます。
ここでは、制度のしくみと、申請までの流れをまとめます。
※ この記事は 2026年9月11日 時点の内容です。金額・期限・条件は変わります。申請の前に、必ずお住まいの市町村のページでご確認ください。
どんな制度ですか
長野県が市町村と行っている「長野県がん患者へのアピアランスケア助成事業」です。がんの治療にともなう外見の変化を補うための用具を買ったとき、費用の一部が戻ってきます。
窓口は県ではなく、お住まいの市町村です。
対象になる方
- がんの治療を受けた、または現在受けている方
- 申請のときに長野県内にお住まいの方
- 対象の用具を購入された方
年齢や性別は問いません。
対象になるもの
- 頭髪補整具 … ウィッグ、装着用のネット、毛付き帽子
- 乳房補整具 … 補整パッド、補整下着、専用の入浴着、人工乳房
- エピテーゼ … 指や鼻など、欠損した部分を補う人工物
いくら戻ってきますか
購入費用の2分の1です。上限額は市町村ごとに決められています。
松本市の場合は、区分ごとに上限2万円(千円未満は切り捨て)です。
たとえば、ウィッグを88,000円で購入した場合、2分の1は44,000円ですが、上限の2万円までとなります。
何回まで使えますか
- 頭髪補整具 … 1回
- 乳房補整具 … 左右それぞれ1回
- エピテーゼ … 1回
松本市では「区分ごとに1回、生涯に1回」とされています。買い替えのたびに使えるものではありませんので、お使いになるタイミングはよくお考えください。
申請に必要なもの(松本市の場合)
- 申請書
- 本人確認書類
- がんの治療を受けたことが確認できる書類
- 領収書および明細書
どこで申請しますか
お住まいの市町村の窓口です。松本市では、保健センターなど5か所の窓口のほか、オンライン申請もできます。
オンライン申請なら、スマートフォンから書類を撮影して送るだけで済みます。治療が始まってからの外出は負担が大きいので、使えるようでしたらこちらが楽です。
ただし、申請される方と振込口座の名義が違う場合は、窓口での申請のみとなります。
期限があります
松本市の令和8年度の受付は、令和8年4月1日から令和9年2月末までです。
年度をまたぐと受け付けられないことがあります。購入されたら、早めに申請してください。
Q-Luができること
申請には、領収書と明細書が必要です。
当店では、申請に使える形で領収書と明細書をお出しします。「何に使ったのか」が分かるように、品目と金額を分けて記載します。書き方でご不明な点があれば、ご来店のときにお申し付けください。
また、どの用具が対象になるか分からないというご相談も承ります。お気軽にお尋ねください。
確認先
松本市:がん患者医療用補整具等助成事業(アピアランスケアへの助成)について
松本市のお問い合わせ先:健康づくり課 0263-34-3217
松本市以外にお住まいの方は、長野県のページに市町村ごとの窓口の一覧があります。
この制度ができるまで
この助成は、2023年4月1日に始まりました。それまで長野県には、医療用ウィッグへの助成がありませんでした。
Q-Luは2018年からがん啓発のイベントに参加し、助成の実現を求める署名活動を行い、長野県議会への陳情書の提出と、県の保険・疾病対策課への陳情を重ねてきました。
必要としている方に、確実に届いてほしいと考えています。



